じんましん

じんましんとは
膨疹(ぼうしん)、すなわち赤みをともなう、一過性、限局性の浮腫(もりあがり)が病的にでたり、ひいたりする病気です。
症状
痒みをともなった一過性の浮腫性紅斑や膨疹が出没を繰り返します。多くは数十分から数時間以内に消退します。一つ一つの膨疹が数日持続することは少ないもの、出没を繰り返し皮疹は移動します。膨疹は全身のどこでも出現し、個々の皮疹の形、大きさ、持続時間は様々です。一般人口の15∼20%の人が一生のうちに1度は蕁麻疹を経験すると言われます。
日本皮膚科学会のガイドライン2018では、蕁麻疹を4グループ16病型に分類しています。
蕁麻疹の約75%は、直接的な誘因なく自発的に膨疹が出現する「特発性蕁麻疹」です。「刺激誘発型」で最も多いのが機械性蕁麻疹で、ついでコリン性蕁麻疹、アレルギー性蕁麻疹です。特発性蕁麻疹の場合は、アレルギーに関する検査は意味をなしません。

誘発因子
食物、薬剤、機械的刺激、寒冷、日光、圧迫、温熱、振動、運動、発汗、ストレス、疲労、月経、季節、気候などがあります。
急性蕁麻疹・慢性蕁麻疹
特発性蕁麻疹で、発症して6週間以内のものを急性蕁麻疹、6週間以上のものを慢性蕁麻疹と呼びます。急性蕁麻疹では、上気道、消化管、尿路などの感染症を合併する割合が高いこともあり、検査が有効な場合もあります。
治療
特発性蕁麻疹の治療
抗ヒスタミン薬が基本的であり、特に鎮静性の低い第2世代の抗ヒスタミンが第1選択となります。
- ザイザル錠(5mg) 1回1錠 日1回 1就寝前
- ルパフィン錠(10mg) 1回1錠 1日1回就寝前
- デザレックス錠(5mg) 1回1錠 1日1回就寝前
- ビラノア錠(20mg) 1回1錠 1日1回空腹時
上記で効果不十分の場合
- ザイザル錠(5mg) 1回1錠 1日2回朝食後、就寝前
- ルパフィン錠(10mg) 1回1錠 1日2回朝食後、就寝前
刺激誘発型蕁麻疹の治療
原因物質を同定し、その抗原への曝露を可能な限り回避します。ただし、抗原を含む食品の誤食など不可抗力的に症状が現れることが予想される場合は、特発性蕁麻疹の対応に準じ、抗ヒスタミン薬を内服します。
症状出現時
- ザイザル錠(5mg)1回1~2錠
- ルパフィン錠(10mg)1回1~2錠
所在地
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乃木田 (男性) |
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